人生は選択の連続

トライやるウイークでゲンキに来てくれていた女優の卵さんが、
大きな劇場で上演されるミュージカルに出演するというので同僚たちと大阪まで観劇に行った。
2019年最後の観劇になる(多分)。
梅田芸術劇場 シアタードラマシティで12月20日~22日まで6回公演があった
ミュージカル「ズボン船長」。

その女優の卵さんは今回初めてアンサンブルではなくて台詞があって役名もある
とチラシや出演日をゲンキに知らせに来てくれていた。
その時も実は何かのイベントの帰りに寄ってくれたということでメイクをしていたので
一瞬彼女とは分からなかったくらい大人びていたのだけれど。
舞台の上の彼女は女優の卵というよりは、女優だった。

主人公は少し病弱な少年 ケン。
夏休みに別荘にやってきたケンは
七つの海を航海してきたズボン船長とフィフィという猫と知り合う。
ズボン船長の宝物にまつわる話を聞いている内にケンもいつしか冒険の旅に…

てな感じのストーリー(原作は角野栄子さん)で
「アニー」や「ライオンキング」と同様、舞台を目指す子役がたくさん登場する作品。
ダンスアンサンブルや一言だけのセリフから1曲一人で歌ったり
舞台を飛び回るダンス、ほとんど出ずっぱりの主役級まで様々な役割やレベルがあって、
おそらく年齢などで目指す役が変わっていくのだと思う。
「次はあの役やってみたい!」と目標にしてまたレッスンを頑張る…のかな。
この舞台は一人の少年の夏休みの間の成長物語だけれど、おそらく出演する子供たちや
出演を目指す子供たちの成長物語でもあるんだろうな。

で、その件の女優さんなのだが
とても楽しい雰囲気に包まれた舞台を、その歌や演技で哀しい空気に変える重要な役どころだった。
しかも哀しい話だけれどもその悲しみの中に感謝を感じられる場面。
立派に演じていて、ワタクシと一緒に行った同僚一同感激しきりだった。

この舞台にはもちろん脇を支える大人たちもたくさん出演している。
若かりし頃のズボン船長にはスギちゃん(!)。数年前は、なだぎ武さんが出たりしてたとか。
年を重ねたズボン船長には数々のミュージカルに出ているベテラン宮川浩さん。
このズボン船長のセリフの中に「人生は選択の連続だ」という言葉があった(多分)。
その通りなんだけれど、その選択の結果としての現在に責任を持ち、後悔しないという意味合いも
当然あるわけで、直前のシーンでの人生の大きな決断と相まって深い言葉となる。
夏休みが終わった後のズボン船長はどこに行ったのか…。いろんな考え方はあるだろうけれど
私には、後悔しないで人生を終える為に次の航海へと旅立ったんだろうなと(ダジャレではない)
思えて仕方ない。ケンと七つの海の話をしている内に、ズボン船長の心の中にも
わずかばかりの後悔が生まれたのではないかなと推測する。
観る人それぞれが、ケンだったり、ケンのお母さんだったり、ズボン船長だったり、
はたまた猫のフィフィだったり、の立場でこの夏休みの物語を体験したんだろうな。
年の最後に楽しい舞台だった。
来年も何を観るのか「選択の連続」だけど愉しい選択の連続であるように。

皆さまよいお年を。

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