明日はきっといい日が

ども。お久しぶりです。つくもです。ちょっとだけ長いよ。

9月23日(祝・日)姫路キャスパホールで上演された舞台「二十世紀少年少女読本 2018」を観てきた。
姫路市文化国際交流財団設立30年特別企画 ということで財団とはりま劇団協議会が主催。
鄭義信さん作・演出で初演は2001年に同じキャスパホールだったらしい。
その頃の私はまだ舞台を観に行く人ではなかったので、残念なことにこの初演を体験しなかった。
ホントに残念。

事前に私が知り得たこの作品のあらすじは
『一人の女性の「現在」と「過去」「未来」を交差させながら、
人は20世紀という高度成長期の消費の時代に何を失い、何を得たのかを描いた作品。
少女が、夢に描いたはずの「現在」の自分との交流を通して、儚い「未来」を強さに変え、
大人に成長して行く物語。』と、こんな感じ。
観終わった私がこの文章を見ると、「そうそうその通りだったわ…」ではあるけれど
正直、当日朝の時点でもこれがどんな作品なのかまったく分かっていなかった。

でもそれでいいのかもしれない。歴史的背景や予備知識があればまた違う感じ方もあるかもしれないけれど
それを持っていなくても充分すぎるくらい魅力的な舞台だった。

ホールに入ったらセットが目に入った。
柴田隆弘さんの舞台美術はいつもそこで生活できるのではないかと思うくらいリアル。
この度のセットは舞台からはみ出ているのには笑ってしまった。電線が照明装置まで延びている。
最前列の人は舞台に座っていると勘違いするんじゃないかと思うくらい、近い。

以前、観た「焼肉ドラゴン」では舞台上で本当に肉を焼いていた。今回も、魚を焼いたり火花が散ったりポンプから水が出てきたり煙草吸うわ紙を燃やすわ、なかなか上演する為の手続きが大変だっただろうと推察する。でもちゃんと水の側で火を使っていて、それは普通に暮らしの中で自然にあるべき姿だし、よく考えられてるなぁと変なところで感心した。

こんなことはもちろん観終わってから振り返って感じることで、最中はそんな余裕は無い。笑い、泣き、いろいろと感情を動かされるのに忙しい。間延びを全く感じない。1幕と2幕の間の休憩中ですら、私は彼らに会いたくて仕方がなかった。

「焼肉ドラゴン」の話を度々引っ張り出して申し訳ない。でも、今回の舞台とあの舞台は繋がっているし(同じ登場人物がいるというわけではない)全く同じというわけでは無いけれど同じ台詞が出てくるのだ。

明日には、いつか未来には、きっと良いことがある。

信じているから、希望を持っているから、毎日を生きていける。もちろん、夢は必ず叶うなんてそんな事は約束されていないのはみんな分かっている。でも、そんな想いや願いを大事に持って、持ってさえいればそれは未来の自分に何かを与えてくれるに違いない。そうであってほしい。

鄭さんの作品にはそんな事を思わされる。そして、そんな彼についていく役者さんやスタッフの皆さんは眩しい。ゲスト出演の荒谷清水さん、上瀧昇一郎さんもその他の皆さんもみんなそこに生きていてしっくりきた。一人一人登場人物を語りたいけど割愛。みんな好きだけど、やっぱりリリーちゃんが素敵♪

帰宅してからも力作パンフレットを読みながらしみじみしている。パンフレットの編集はお馴染みライターたかいさん。お疲れ様でした。うひひ。

 

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